パン作りに欠かせないスキムミルクが手元にない場合もあります。
私が使用しているパナソニックのホームベーカリーのレシピには、スキムミルクの使用が推奨されていますが、牛乳での代用も可能です。
ただ、どれだけの牛乳を使えば良いのか迷う方も多いかと思います。
スキムミルクがないときでも問題なく牛乳で対応できる方法を紹介します。
この方法を覚えておくと、パン作りだけでなく他の料理にも応用できます。
牛乳でスキムミルクを代用するときの分量
スキムミルクを牛乳で代用する場合、スキムミルクの10倍の牛乳を使います。
ただし、牛乳の使用によって水分量の調整が必要になります。
例を挙げて説明します。
– スキムミルクがレシピで10g必要な場合
– 通常の水分が200mlの場合
牛乳を100ml使用し、それによって余分に加わる水分は90mlなので、水の量を110mlに調整します。
– 牛乳:100ml(スキムミルク10gの代わり)
– 水:110ml(元の水量200mlから牛乳による増量分90mlを引いた量)
スキムミルクの代わりに牛乳を使う場合は、牛乳の量をスキムミルクの10倍にし、それに応じて他の水分を減らすことがポイントです。
粉ミルクを使ったスキムミルクの代用法
スキムミルクが手に入らないときには、粉ミルクも良い代替品になります。
粉ミルクはスキムミルクと同じ粉末状で、使用量も同じで置き換えられます。
粉ミルクの使用方法
レシピに指定されているスキムミルクの量をそのまま粉ミルクで代用してください。
粉ミルクには特有の風味がありますが、量を少し調整することで違和感なく使うことができます。
これで、スキムミルクがなくても他の材料で手軽にパン作りを楽しむことができます。
スキムミルクの代わりに何が使えるか?
パン作りに必要なスキムミルクが手元にないとき、牛乳以外にも代用できるものがあります。
ここでは、その中から4つの代替品を紹介し、使用方法と注意点を解説します。
クリープ(クリーミングパウダー)
クリープはスキムミルクと同量で使用可能ですが、含まれる脂肪分により仕上がりがコク深くなります。
ただし、甘み成分も含まれているため、甘さを抑えたい料理には向かないことがあります。
パン作りでは量を調整することで、クリーミングパウダーの特性を活かしながら美味しく仕上げることができます。
クリームをたくさん使用する料理にもおすすめです。
エバミルク(無糖練乳)
エバミルクはスキムミルクの10倍の量を使用し、その分、レシピの水分量を減らす必要があります。
たとえば、スキムミルク10gに対して水200mlを使用するレシピであれば、エバミルクは100mlを使い、水は110mlに調整します。
エバミルクは濃厚なため、より軽い味わいを好む場合は量を少し減らすと良いでしょう。
豆乳
豆乳もスキムミルクの10倍の量で使用できますが、同様に水分量の調整が必要です。
例えば、スキムミルク10gと水200mlのレシピでは、豆乳を100ml、水を110mlにすることで適切に代用できます。
ただし、豆乳を使用する際は生地が硬くなることがありますので、発酵に影響を与えないよう注意してください。
乳製品を使用しない代替品としても適しており、乳製品アレルギーのある方にもおすすめです。
これらの代替品を活用して、スキムミルクがない時でもパン作りを楽しんでください。
スキムミルクと牛乳のはたらきの違い
パン作りに欠かせないスキムミルクと牛乳は、それぞれが生地に異なる影響を与えます。
具体的な違いについて詳しく見ていきましょう。
スキムミルクを使用した場合の特徴
• 生地の質感:スキムミルクを加えると、生地がより柔らかくなり、膨らみやすくなります。
• 焼成後の外観:均等な焼き色とサクサクの食感が特徴です。
• 保存性と機能性:常温での保存が可能で、ホームベーカリーの予約機能とも相性が良いです。
牛乳を使用した場合の特徴
• 生地の質感:牛乳を使うと、生地がやや硬めでしっかりとした形が保持されます。
• 焼成後の風味:ミルクの風味が強調され、豊かな味わいが楽しめます。
• 機能性:ホームベーカリーの予約機能には向かない可能性があります。
どのパンに適しているか
• スキムミルク:軽やかでふんわりした食パンなど、柔らかいパンに最適です。
• 牛乳:編み込みパンや固めの生地が求められるパンに適しています。
まとめ
スキムミルクと牛乳、それぞれにパン作りにおいて異なるメリットがあります。
どちらを使用するかは、求めるパンの種類や個人の好みによります。
また、スキムミルクが手に入らない場合は、クリープやエバミルク、豆乳を代用することも可能です。
各材料の特性を理解して、最適な選択をしてください。